オーギュースト・ロダンの「地獄の門」をヒントに制作しました。
この混沌とした社会に生きる現代人の鬱積した心情、疲弊した姿をロダンの「考える人」に表現しました。
ロダンにとって門扉の先は「地獄」だったようですが、 |
この作品の扉の先は輝ける光・・・。
光とは「希望」「愛」そして「真理」 |
自分は何の為に生まれたか、死んだら私はどこに行くのか。
宇宙には限界があるのか・・・。
愛とは何か・・・。
自分とは何か、自分は一体何を美しいと思い何に感動し、何を為したいのか。 |
それらのひとつ、ひとつを自分の中で確認してみる。 |
出来る事なら、この扉が方向性の見えない虚構の扉ではなく確かな目的をもった実体をともなった扉である様にと願いつつ・・。 |
―求めよ、そうすれば与えられるだろう。探せ、そうすれば見出すであろう・・・。
門を叩け、そうすれば開けられるであろう。―
|
「マタイ伝」 |
―「闇があるから光がある」そして闇から出て来た人こそ一番本当に光の有難さがわかる― |
小林多喜二 |